播磨の山々

兵庫県姫路市周辺の山歩きと山道具の紹介をしています。2019年5月、Yahoo!ブログから引っ越してきました。原則として更新は週に1回です。広告は表示しません!

ハイドレーションの飲み口を固定する方法

今回は道具そのものの紹介ではなく、ちょっとした工夫のようなものです。

 

私は山歩き中にいつもハイドレーションシステムを使っています。

 

今まではザック上部から出たホースを右側のショルダーハーネス上面に沿わせて(つまり右肩の上にホースを通して)体の正面に持っていき、水を飲むときはホースを大きくU字型に曲げて口元へ持っていっていました。

 

この方法だと、水を飲むときにホースを思い切り曲げないといけないため、場合によっては曲がった部分のホースがつぶれて流量が減る(強く吸い込まないと水が流れてこない)状態になることもあります。

 

この不便を解消するために、最近はザックから出したホースを右側のショルダーハーネス下部に沿わせて体の正面に持ってくるようにしています。

 


▲ホースは右わきの下を通って体の正面に回ってきます。

 

こうするとホースの曲がる部分の曲線半径が大きくなり、ホースがつぶれる心配がありません。また、水を飲むときも簡単です。右胸のあたりに飲み口が来ているので、これを持ち上げて水を飲み、飲み終えたら手を離すだけ。ホースの重みで飲み口は自動的に元の位置へ収まります。

 

飲み口を右胸に固定する方法は、アークテリクス社のザックに使われているアイディアをパクらせてもらいました。

 

余分なストラップを固定するパーツに大きめのOリングをはめた部品を使うのですが、単純で安上がりな割にしっかり機能してくれます。

 


▲Oリングに下から飲み口を通すだけ。Oリングの大きさが適切なら、飲み口はOリングにひっかかって1枚目の写真のように留まってくれます。

 

Oリングが大きすぎると飲み口がスルっと抜け落ちますし、小さすぎると飲み口が通りません。
ちょうどよい大きさのOリングを見つけるのが最大の難関かもしれません。

 

私と同じように不便を感じていた方や、ハイドレーションシステムのホースがブラブラするのが気になっていた方は、試してみてはいかがでしょうか。