播磨の山々

兵庫県姫路市周辺の山歩きと山道具の紹介をしています。2019年5月、Yahoo!ブログから引っ越してきました。

手持ちのクッカーをテフロン加工してくれる業者さん

家庭用の鍋やフライパンは内側がテフロン加工されており、食材がこびりつかず快適に使えますが、山用のクッカー(コッヘル)はアルミやチタンなど、金属の地肌がむき出しになっています。

 

トランギアのメスティンなど、アルミ製のクッカーだと食材が焦げ付いていたりして、ゴシゴシと強引に洗うとクッカー内部が傷だらけになったりします。

 

何とかして家庭用の鍋やフライパンと同じような使い心地にできないものかな、と常々思っていましたが、お気に入りブログにも入れてある「いいもん見つけた&手作り・アウトドアー」というブログで、金属製品のテフロン加工を引き受けてくれる業者さんが紹介されているのを発見!

 

多少のお金はかかりますが、他人が絶対に持っていない「テフロン加工のトランギア」や、「テフロン加工のチタンクッカー」が手に入るのは魅力です。

 

というわけで、早速我が家のトランギアメスティンとモンベル製のチタンクッカーを業者さんの元へ送ることにしました。

 

業者さん宛に発送してからちょうど15日目、発送したときと同じ箱が業者さんから届けられました。
箱を開けると、私が発送したときよりも厳重に梱包されたクッカーが出てきました。

 

包みを開けてみると・・・おぉ!格好いい!

 

アルミの安っぽさ丸出しのトランギアメスティンが、まるで東欧の軍隊のクッカーのような色に変わっています。
今回は内側をテフロン加工、外側をセラミック加工していただいたのですが、このセラミック加工の色が東側のミリタリーっぽい色合い。

 

我が家のフライパンの内側は黒っぽいのですが、テフロン加工をお願いしたクッカーの内側は茶色っぽい色になっていました。
これはこれでいい感じ。コーティングにはいろいろと種類があるようですから、テフロン加工=黒/濃灰色というわけでもなさそうです。

 

チタンは金属の地肌そのままでも多少の高級感がありますが、私のクッカーは空だきの影響で一部がコガネムシのような色になっていました。それが、今回テフロン加工とセラミック加工のおかげで見事に隠され、ミリタリー色の強いワイルドなクッカーに変身してくれました。

 



▲格好良くなって帰ってきたクッカーたち

 

早速テフロン加工のクッカーを使ってみました。まずは山用のフリーズドライのカレーライス。
ご飯とカレールーが混ざった状態でフリーズドライになっており、水を入れて何分か煮込むとできあがるタイプの製品です。

 

ちょっと周囲が焦げ付いたかのように見えましたが、食後にキッチンペーパーで拭くといとも簡単にとれました。これは気持ちいい!
今のところはフリーズドライ食品の調理に何度か使っているだけですが、山での食事の後片付けが非常に楽になりました。
炊飯はまだ試していませんが、この調子だとご飯もこびりつかないと思います。

 

業者さんからの情報によると、テフロン加工のコーティングは摂氏260度以上になると分解が始まり、有毒なガスが発生してしまうそうですが、普通はそんな高温になることはないでしょう。

 

ちなみに、今回メスティンとチタンクッカーをコーティングしてもらうのにかかった費用は1万4千円ほど(プラス送料)。
山での食事を快適にし、所有欲を満たす費用として高いか安いかは各人で判断が違うと思いますが、私はリーズナブルだと思いました。自分では絶対にできない加工を、専門家が専用の設備で加工してくれるわけですから、それを考えると高くはないかな。

 

最後に、ターボーさんのブログ「いいもん見つけた&手作り・アウトドアー」に紹介されており、私も加工を依頼した業者さんを紹介させていただきます。
(業者さんに掲載許可をいただいています。)

 

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