本日は、桶居山の山頂から間近に見える高山に登ってきました。
車で行くなら駐車場所を確保しやすい清住から登るのがベストでしょうが、南側の尾根に展望の良いスポットがあるという山行記録もあります。
参考URL:http://www2.atpages.jp/vems/50/takayama/takayama.htm
参考URL:http://www2.atpages.jp/vems/50/takayama/takayama.htm
そこで、高山山頂を簡単に踏むことが出来て、南の展望岩尾根も行けるルートということで、バスで清住へ向かい、点の記ルートで山頂を踏んでから姫路市と加古川市の境界を歩いて南へ下山。夕陽ヶ丘バス停から姫路駅へ帰るというルートを設定しました。
(清住バス停のバスの本数が極端に少ないため、逆回りは困難です。)
(清住バス停のバスの本数が極端に少ないため、逆回りは困難です。)
7:30
自宅を自転車で出発。姫路駅のすぐ北にある神姫バスのターミナルへ向かいます。
地下駐輪場に自転車を止め(駐輪場の定期があるのでタダ)、バスターミナルへ。
バスターミナルの中には西、中央、東と3か所のゲート(?)がありますが、清住方面は中央から乗るようです。
自宅を自転車で出発。姫路駅のすぐ北にある神姫バスのターミナルへ向かいます。
地下駐輪場に自転車を止め(駐輪場の定期があるのでタダ)、バスターミナルへ。
バスターミナルの中には西、中央、東と3か所のゲート(?)がありますが、清住方面は中央から乗るようです。
7:50
清住行きのバスが定刻に発車。私の他に4人ほど乗っています。
清住行きのバスが定刻に発車。私の他に4人ほど乗っています。
8:19
バスが終点の清住に到着。最後まで乗っていたのは私だけ。
料金は520円ですが、私の場合は神姫バスの通勤定期を持っているため、「環境(エコ)定期券制度」を利用して100円を支払うだけです。
バスが終点の清住に到着。最後まで乗っていたのは私だけ。
料金は520円ですが、私の場合は神姫バスの通勤定期を持っているため、「環境(エコ)定期券制度」を利用して100円を支払うだけです。
2020年4月追記
エコ定期券制度は、2020年3月末をもって終了しました。
追記ここまで
エコ定期券制度は、2020年3月末をもって終了しました。
追記ここまで
清住バス停のすぐ南に道路の分岐点がありましたが、地形図には乗っていない道です。
バス停からしばらく南へ歩いていくと、下の写真の分岐に出会います。
これを左に入ると地形図の実線道へ行けます。
これを左に入ると地形図の実線道へ行けます。
地形図では実線道が破線に変わりますが、自動車が十分に通れる幅のしっかりした道です。地形図では階段状に曲がっていますが、実際はまっすぐに目的の尾根へ続いています。
道を歩いていくと、鉄塔のすぐ下でため池に突き当たり、道は左へ曲がっていきます。
この緑色に輝くため池の北西隅(突き当たりのすぐ右)に鉄塔へ行くための道があります。
この緑色に輝くため池の北西隅(突き当たりのすぐ右)に鉄塔へ行くための道があります。
8:34
この道を登ると、すぐに送電線鉄塔(姫路支線4)に出ます。
この道を登ると、すぐに送電線鉄塔(姫路支線4)に出ます。
点の記ではさらに道が続いているはずですが、周囲は笹に囲まれていて道があるようには見えません。
鉄塔の周辺を探索すると、鉄塔の右後ろの笹の中に道らしいものが見えます。笹をかき分けると、数メートルほどで登山道に出ました。
鉄塔の周辺を探索すると、鉄塔の右後ろの笹の中に道らしいものが見えます。笹をかき分けると、数メートルほどで登山道に出ました。
初めのうちはしっかりした道でしたが、徐々に歩きにくくなってきます。
赤いビニールテープや赤いペンキのマーキングが所々に見られるので、これが獣道ではなく登山道だと分かります。
赤いビニールテープや赤いペンキのマーキングが所々に見られるので、これが獣道ではなく登山道だと分かります。
この尾根は、上の写真のような雑木林とシダシダの斜面が交互に現れます。
斜度はゆるやかですが、シダに覆われている所は足下が見えないため、一歩一歩足下を確かめながら歩くので時間がかかってしまいます。
斜度はゆるやかですが、シダに覆われている所は足下が見えないため、一歩一歩足下を確かめながら歩くので時間がかかってしまいます。
展望はほぼ無し。木々の隙間から、両隣の尾根が見える程度です。
8:57
道が平坦になりました。
地形図を見ると、確かに平坦な区間がありますが、その先から斜度がきつくなるようです。
道が平坦になりました。
地形図を見ると、確かに平坦な区間がありますが、その先から斜度がきつくなるようです。
所々、腰までの高さのシダの中を歩かなくては行けませんが、道の跡がしっかり残っているので、さほど困難ではありません。
前半はシダシダ斜面が大半でしたが後半は雑木林の中の踏み跡がメインです。
雑木林の中は歩きやすいためか、道がはっきりしません。今までに歩いた人たちは、皆それぞれ好きなように歩いたのでしょう。
雑木林の中は歩きやすいためか、道がはっきりしません。今までに歩いた人たちは、皆それぞれ好きなように歩いたのでしょう。
まぁ、高い方へ登れば山頂に着くので、気にせず歩くことにします。
鞍部があるので、一部下り坂もあります。
鞍部があるので、一部下り坂もあります。
鞍部を過ぎれば、後は急斜面を一直線に山頂へ向かいます。
稜線が見えてきました。
稜線が見えてきました。
9:20
稜線上に到着。山頂の少し東へ出たようです。
稜線上から自分が登ってきた方向を見てみますが、とても道があるようには見えません。
稜線上に到着。山頂の少し東へ出たようです。
稜線上から自分が登ってきた方向を見てみますが、とても道があるようには見えません。
9:21
西へ歩くと、すぐに三角点に出会いました。
西へ歩くと、すぐに三角点に出会いました。
展望は皆無。
三角点標石と古い紅白ポール、対空標識の残骸が2組(1組は木にくくりつけてある)あるだけです。
三角点標石と古い紅白ポール、対空標識の残骸が2組(1組は木にくくりつけてある)あるだけです。
周囲は雑木藪。
展望もないし帰りのバスの時間が心配なので、急斜面で火照った体を冷ますだけにしてさっさとここを離れることにします。
9:34
記念撮影と小休止を終え、山頂を後にします。
山頂からは西へ下ります。
マーキングがあるため道だと分かりますが、マーキングがなければ単なる歩きやすい雑木藪です。
記念撮影と小休止を終え、山頂を後にします。
山頂からは西へ下ります。
マーキングがあるため道だと分かりますが、マーキングがなければ単なる歩きやすい雑木藪です。
雑木の枝がちょうど顔の高さにあり、手で払いのけた枝がムチのように私の顔を叩きます。痛い痛い。
最初のうちは葉を落とした雑木藪でしたが、徐々に緑が増えてきます。シダやイバラもあります。
シダはどうでもよいのですが、イバラは困ります。マラソンのゴールテープのように道を塞いでおり、強行突破しようとしてもちぎれません。
最初のうちは葉を落とした雑木藪でしたが、徐々に緑が増えてきます。シダやイバラもあります。
シダはどうでもよいのですが、イバラは困ります。マラソンのゴールテープのように道を塞いでおり、強行突破しようとしてもちぎれません。
9:53
何度かイバラに邪魔されながら、何とか下りきって鞍部に到着。
何度かイバラに邪魔されながら、何とか下りきって鞍部に到着。
今度は急な斜面を登り返さなくてはいけません。
斜度はきつく、乗り越えるのが難しい段差もあり、少し苦労しました。
この斜面も道はシダで覆われたり、雑木の枝やイバラが行く手を阻んでくれます。
斜度はきつく、乗り越えるのが難しい段差もあり、少し苦労しました。
この斜面も道はシダで覆われたり、雑木の枝やイバラが行く手を阻んでくれます。
10:19
何とか斜面を登り切って尾根の上に出ました。
何とか斜面を登り切って尾根の上に出ました。
登りで付いたゴミ(落ち葉や松葉、小さな木くずなど)は高山山頂で払い落としましたが、高山からここまでのルートでもまた大量のゴミが付着してしまいました。おまけに靴ひもがほどけたため、藪の中で結びなおしたのですが、そのときにゴミがたくさん首筋から服の中へ入ったらしく、背中が痛いし痒い。
服を脱いでゴミをすべて払い落とし、気を取り直して出発。
10:22
突然目の前に立派な登山道が現れました。
木にビニールテープが巻かれており、私が歩いてきた方向をさして「高山→ヤブコギ」と書かれています。
突然目の前に立派な登山道が現れました。
木にビニールテープが巻かれており、私が歩いてきた方向をさして「高山→ヤブコギ」と書かれています。
道は北西と南へ延びています。今日は展望岩場を見るのが目的なので、ここから南へ進みます。
10:24
先ほどの尾根の分岐点からわずかな距離で、岩尾根に出ました。
すばらしい展望が広がっています。
先ほどの尾根の分岐点からわずかな距離で、岩尾根に出ました。
すばらしい展望が広がっています。
右下を見ると、自衛隊の射撃場があります。これを見るのも今回の目的の一つでした。
滅多に見る機会のない施設なので、双眼鏡でじっくり観察させてもらいました。
地形図の通り、射撃場内には土塁が3本あり、西端の土塁には何も設置されていません。中央の土塁には銀色の四角い筒が8本、等間隔で並べられています。
地形図の通り、射撃場内には土塁が3本あり、西端の土塁には何も設置されていません。中央の土塁には銀色の四角い筒が8本、等間隔で並べられています。
銃口をその筒の中に入れて射撃することで、あらぬ方向に弾が飛ばないようにするようです。
射撃場を観察したり、パノラマ用の写真を撮ったり、カロリーメートを食べたりして、しばらく心地よい時間を過ごすことができました。
本当はもっと長い時間ここにいたいのですが、バスの時間の都合があります。
乗ろうと思っているバスを逃すと、次のバスは2時間後。
乗ろうと思っているバスを逃すと、次のバスは2時間後。
10:55
展望岩場に未練を残して出発。南へ下っていきます。
雑木の中の、広くてしっかりした道です。
展望岩場に未練を残して出発。南へ下っていきます。
雑木の中の、広くてしっかりした道です。
道は最近整備されたような形跡があります。張られているロープは新しいし、伐採した低木の切り株も新しい。
道は姫路と加古川の境界に沿って付けられているため、道沿いに境界杭や自然石に十字を刻んだものが見られます。
最後は、滑りやすい砂の浮いた斜面に付けられた一直線の道を下って下山完了です。
11:15
ため池のほとりに下り立ちました。ゴミを払ったり、暑くて脱いでいた上着を羽織ったり、ハイドレーションシステムのホースをしまったりと、バスに乗る準備を行います。
ため池のほとりに下り立ちました。ゴミを払ったり、暑くて脱いでいた上着を羽織ったり、ハイドレーションシステムのホースをしまったりと、バスに乗る準備を行います。
ため池南端の堰堤の中央付近から南へ下りる道が付いています。
これを下り、右へ進むと、自衛隊の警告看板に出会います。この看板には、射撃訓練の予定が印刷されており、その時間帯はこれより奥へ入るな、と書かれています。
これを下り、右へ進むと、自衛隊の警告看板に出会います。この看板には、射撃訓練の予定が印刷されており、その時間帯はこれより奥へ入るな、と書かれています。
私のように、北から歩いてきた人にとっては意味のない看板です。
11:25
自衛隊の看板の前から南へ延びるあぜ道を歩き、県道に出ました。
自衛隊の看板の前から南へ延びるあぜ道を歩き、県道に出ました。
県道を西へ歩き、夕陽ヶ丘バス停に向かいます。このバス停は住宅街の中にあるため、事前に詳細な地図で調べておくことをお勧めします。
11:50
夕陽ヶ丘バス停に到着。
バスの出発予定時間は12:10。ちょっと早いですが、ぎりぎりになってあわてるよりはマシです。でも、もう10分ほどあの岩尾根にいても良かったかな、と後悔しながらバスを待ちます。
夕陽ヶ丘バス停に到着。
バスの出発予定時間は12:10。ちょっと早いですが、ぎりぎりになってあわてるよりはマシです。でも、もう10分ほどあの岩尾根にいても良かったかな、と後悔しながらバスを待ちます。
12:10
時間通りにバスは出発し、姫路駅へ向かいます。
時間通りにバスは出発し、姫路駅へ向かいます。
12:55
バスは終点の姫路駅に到着しました。
やはり環境定期券制度を利用し、100円だけ支払って下車。
バスは終点の姫路駅に到着しました。
やはり環境定期券制度を利用し、100円だけ支払って下車。
高山ははっきり言って登る価値がないと思います。しかし、高山南西の岩尾根はすばらしい。誰もいないし、展望は抜群。なかなか楽しいルートでした。
歩行距離:5.50km(清住バス停から夕陽ヶ丘バス停まで)
累積標高差:600m弱
累積標高差:600m弱