家の事情で長時間家を空けることが難しくなってしまったため、今日は自転車で行ける近場の超低山に行ってきました。
場所は、姫路市街地にある八丈岩山と姫路競馬場の間にある88m標高点のある山です。
地形図では神社ではなくその北の円形の道路から破線道が始まっていますが、航空写真を見ると、神社の脇からはっきりした道が北へ延びています。
この山の名前を調べようと思って「八丈岩山、88m」というキーワードで検索すると、「播州野歩記」のページが出てきました。作者の松本さんは、南の神社から登り、送電線に沿って西へ下っているようです。「播州野歩記」によると、標高点付近から東へも道が延びているとのことなので、東へ下ってみることにします。
11:30
自宅を出発。途中のコンビニで昼食を仕入れてから、地形図で八代宮前町と書かれている近くにある神社を目指します。
自宅を出発。途中のコンビニで昼食を仕入れてから、地形図で八代宮前町と書かれている近くにある神社を目指します。
11:45
神社に到着。
神社に到着。
地形図の神社の記号の南には交番の記号もあります。この交番の右側の坂道を登っていくと、交番の裏手に公衆トイレがあり、さらにその上に登ると、丸太階段のある遊歩道が始まります。
交番の前に十数台車を置ける駐車場があるのですが、参詣者用か月極か分かりません。
私は自転車なので、車を止めるスペースを気にする必要はありません。
11:50
公衆トイレで用を足し、出発。
公衆トイレで用を足し、出発。
丸太階段のある緩やかな道です。幅も広く、快適に歩けます。
左手側から何本かの道が合流してきます。
道の右手側にも、道のようなものが見られます。
左手側から何本かの道が合流してきます。
道の右手側にも、道のようなものが見られます。
11:55
丸太階段もなくなり、少しは登山道らしい雰囲気になってきます。
丸太階段もなくなり、少しは登山道らしい雰囲気になってきます。
11:56
分岐に出会いました。
どちらへ進んでも山頂で合流するだろうと思い、何も考えずに左の分岐へ入ってしまいましたが、どうやら尾根づたいに北西へ通じているようです。
分岐に出会いました。
どちらへ進んでも山頂で合流するだろうと思い、何も考えずに左の分岐へ入ってしまいましたが、どうやら尾根づたいに北西へ通じているようです。
先ほどの分岐へ引き返し、右側の道を登ります。
11:59
「新西国三十三所霊場由来」が刻まれた、昭和十二年に設置された小さな石碑に出会いました。
「新西国三十三所霊場由来」が刻まれた、昭和十二年に設置された小さな石碑に出会いました。
その左隣から石仏が並んでいます。合計でこの石仏が33体あるのでしょう。
この石碑の向かい側の笹の中に道が付いており、そちらへ進むと順に石仏を見ていくことが出来ます。(あまり人は歩いていないようです)
10番台の石仏まで見てから石碑へ引き返し、山頂へ登ります。
12:06
八代山山頂近くの行者堂に到着(地形図の寺院記号)。堂の前には不動明王の石仏が置かれていますが、新しいものです。
八代山山頂近くの行者堂に到着(地形図の寺院記号)。堂の前には不動明王の石仏が置かれていますが、新しいものです。
先ほどの石碑から行者堂は目と鼻の先です。私は石仏の写真を撮っていたために時間がかかっただけで、実際には登山口から山頂まで10分もかかりません。
行者堂の隣に廃屋があるのですが、窓は割られ、中には大量のゴミが積もっています。ここだけは、昼間なのにものすごく不気味な雰囲気を醸し出しています。
この行者堂の右側から道がさらに北東へ延びており、10メートルも登れば大量の石仏群に出迎えられます。古い物でも明治時代の作品です。
日当たりの良い山頂なので不気味さは少ないのですが、もしこれがうっそうと茂る樹林帯にあったら、大人でも怖くなって逃げ出しそうです。
石仏群の東には大きな穴が開いており、丸太を組み合わせてフタがされています。中を覗くと、茶色く濁った水がたまっていました。井戸でしょうか?
12:18
この穴の脇を通って東へ進むと、すぐに送電線鉄塔に出会います。この鉄塔から2~30m東へ行くと、展望の良い岩場に出ます。
この穴の脇を通って東へ進むと、すぐに送電線鉄塔に出会います。この鉄塔から2~30m東へ行くと、展望の良い岩場に出ます。
広峰山の電波塔から増位山、採石場のある点名:豊富、桶居山、南山、麻生山、仁寿山、姫路城、男山、手柄山、景福寺山までが見渡せます。
南を見ると、飛行船が飛んでいました。
コンビニのおにぎりを食べ、景色を楽しみます。
12:43
展望岩場からわずかに西へ引き返すと、南東へ下る道があります。
下山開始。
展望岩場からわずかに西へ引き返すと、南東へ下る道があります。
下山開始。
最初の内こそきれいで歩きやすい道でしたが、やがて岩がむき出しの少し急な斜面に変わり、伐採地に出ます。送電線の真下が伐採地になっており、帯状の伐採地の東側に滑りやすい砂の浮いた道が付いています。
12:53
地形図の変電所記号付近に下り立ちました。
地形図の変電所記号付近に下り立ちました。
川の向こうに変電所が見えています。小さな橋を渡って東へ進むと、「広峰小前」交差点から南下してくる道路に出ます。
後は、地形図を見ながら大歳神社へ歩いて戻るだけです。