播磨の山々

兵庫県姫路市周辺の山歩きと山道具の紹介をしています。2019年5月、Yahoo!ブログから引っ越してきました。

簡易ゴーグルにもなるサングラス

日差しのきつい夏や雪による反射のある冬場は、サングラスが欠かせません。

 

私が使っているのは、このサングラスです。

メーカー:Wiley X(アメリカ)
製品名:SG-1 Ver.J(日本人向け)
US定価:$100.00
日本定価:¥15,000
※送料などを考えると、国内で買ってもほとんど値段が変わりません。良心的な価格設定です。

 

Wiley Xは、アメリカ兵がよく使っているブランドです。他に、OakleyやBolleといったアイウェアメーカーも兵士に人気があるようです。

 

基本的に欧米人向けのデザインなので、鼻の低い日本人にはフィットしにくいのですが、私が買ったのは日本人向けにノーズパッドが追加された製品なので、鼻の低い私にもピッタリフィットします。

 

私は顔が大きいので、他社製のサングラスではLサイズを買ってもこめかみが締め付けられるような感じになり、長時間の着用ができませんでした。
このSG-1が、私にとっては初めて快適に着用できたサングラスです。

 

このサングラスの特徴は、内側にクッションがついていることです。
このクッションが、フレームと顔の隙間から風やホコリ、光が入ってくるのを防いでくれます。
ただ、完全に顔と密着すると蒸れて曇ってしまうため、クッションには通気のための溝が切られています。柔らかいスポンジなので、自分で好きなように切ることも出来ます。

 



▲レンズの周囲にスポンジ製のクッションがついています。

 

このサングラスのもう一つの特徴は、ゴーグルにもなるという点です。

 

テンプルは簡単に脱着が可能になっていて、ゴムバンドに交換できます。

 

 

こうすれば、より顔に密着させることが出来、ひどい藪の中を歩いたり、激しく動いたりしても脱落しません。ただし、ゴムバンドを使う場合は、ノーズパッドを取り外さないと鼻に食い込んで痛いです。

 

Wiley Xの軍用サングラスは、工場などの作業に使われる安全ゴーグルと同等かそれ以上の強度を持っています。(ショットガンから発射された散弾を貫通させない耐久力を持っています。)レンズは厚さ2mmのポリカーボネート。
対応する規格:Ansi Z87.1-2003
この規格にはBasicとHighの2種類がありますが、SG-1はHighの規格に適合しています。
Basicに適合する製品は、レンズにメーカーロゴが印刷(あるいは打刻)されていますが、Highに適合する製品は、さらに「+」マークが印刷(あるいは打刻)されています。
山歩きには不必要な強度ですが、乱暴に扱えるのが良いです。

 

レンズの交換も簡単。何種類かのレンズが売られているので、好みや状況に合わせて付け替えることが出来ます。偏光レンズも売られています。

 

専用のナイロンケースも付属しており、ここにゴムバンドや予備のレンズを入れてサングラスと一緒に持ち運ぶことが出来ます。

 

このナイロンケースに入れ、ザックのウェストベルトなどに引っかけていつも持ち歩いています。

 

装着感が良いので気に入っているのですが、ちょっと変わったデザインなので、山ですれ違う人に変な目で見られるのが欠点。人の気配を感じるとついついはずしてしまいます。